バスケのシュート・フォーム ~ボールの持ち方について~ (「教科書通り」は間違っている?)
バスケの試合を見ている時やバスケの話をしているときは「教科書通りのシュート・フォーム」って言葉をたまに耳にするよね。
いったいこの「教科書通りのシュート・フォーム」とはなんなのか?
実際に中学校で使っていた体育の教科書や本屋で売っているバスケの教科書を見てみると「正しい」シュート・フォームについて以下が書かれていることが多い。
(※注意:俺が使っていた中学の教科書やバスケの教科書は結構古く、現在の教科書は以下の事が書かれていない可能性もある。)
・両足がリングに対して平行になるように立つ
・ひざはしっかり曲げる
・片手の中指がボールの真ん中に来るようにボールを持つ
・そのままボールを頭上にボールをもっていき、シュートを放つ
・パスを貰った場合は決してボールを下げず、パスを貰った位置からボールを頭上に持っていってシュートをうつ
これが所謂「教科書通り」のうち方なのかね。
個人的な意見ですが、この通りにシュートを練習しても絶対にシュートは上達しないと思います。
NBA選手を見ても、この通りにシュートを打つ人ほとんどいません。ほとんどいないというか一人もいないと思う。
なぜかと言うと、この「教科書通りのシュート・フォーム」には間違いが沢山あるから。
そんで、今後は自分の思うその「間違い」を説明していきたいと思います!
今回はボールの持ち方について!
マイケル・ジョーダンは「シュートをする際、ボールの軌道をコントロールするのは主に親指、人差し指、そして中指の3本の指だ」と説明している。
コービー・ブライアントも同様にその3本の指がシュートにおいて重要であると主張している。
しかし、教科書が説明している通りに片手の中指がボールの真ん中に来るようにボールを構えてみるとどうなるか?
↓ボールを持っている方はやってみてください。↓
まっすぐ立ち、上の構えのまま頭の真上にボールを持っていくと、手首は変にグニャッと曲がり、ボールは主に中指、薬指、そして小指の上に乗っかってしまうと思います。
この状態でシュートを打っても主に中指と薬指と小指でボールをコントロールするはめになり、軌道が安定しなくなる。もちろんシュート成功率も下がってしまう。
では、今度はシュートに使う手の位置を少しずらしてみよう。
上の状態でボールを頭上にもっていくと、あら不思議!ボールが親指、人差し指、そして中指の3本の指によって支えられるようになる!
これならシュートの際、ボールがコントロールしやすくなる。
実際に正確なシュートで知られているNBA選手レイ・アレンのシュート・フォームを見てみると、手はやはりボールの真ん中ではなく、少しずらした位置においている。
Ray Allen Shooting Form-HD - YouTube
ここで一つ注意しておきたい。俺は親指の第一関節がボールの中心に来る構え方が一番打ちやすいが、手の大きさや足のスタンス(足の構え方)によってボールのつかむ位置は少しずつ変わっていきます。
足のスタンスや他の注意点についてはまた時間があるときに書いていきたいと思います。
シュートを打つ際に重要なことはもちろん自分にとって一番打ちやすいフォームで打っているかどうかですが、練習してもなかなかシュートが上達しない人はまずボールの持ち方を変えてみてはいかがでしょうか?
~バスケのシュート・フォームに関する記事~
身体の構え方について↓
バスケのシュート・フォーム ~スタンスについて~ (「教科書通り」は間違っている?) - 三つ目のブログ
ディップについて↓